惑っているのは星か人か 

こんにちは。
先日の「チコちゃんに叱られる!」でちょっと占星術に関係する疑問が出ていたのでご紹介です。

占星学では太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10個の星を使うということをご存じの方もいるでしょう。
占星学の本では10天体、と紹介されていることが多いですし、私も10天体という言い方をします。

私が10惑星、ではなくて10天体というのは一応理由があってですね。
厳密には惑星は、水星・(地球)・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星の8つです。
冥王星が2006年に惑星から準惑星になってしまった時には全米が泣いたとか。(冥王星の発見者はアメリカのクライド・ウィリアム・トンボーさんです)
そして、太陽は恒星、月は地球の衛星です。
なので一応惑星というくくりから外れてしまう天体があるので、10天体、のほうが良いかなと思って私は使っております。

ちょっと脱線しましたが。

先日のチコちゃんで「惑星を「惑う星」と書くのはなぜ?」という疑問が出ていました。
惑星は英語でplanet(プラネット)と書きますが、この語源はギリシャ語の「プラネィティス」が語源の一つとされていてその意味は「さまようもの」だとか。
ということで、答えは「空をさまよい惑っているから」でした。
ちなみに「惑星」のほかに「遊星」という言い方もあったとか…。これは知りませんでした!
NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場によると、惑星という言葉を用いていた東京大学と遊星を用いていた京都大学の天文学者同士のアツイ戦いがあったらしいですが。面白いですよね。
遊星というと某映画のタイトルを思い出しますが、こんな事情があったとは…という感じです。

この不思議な動きは占星学ではおなじみ、天体の「逆行」と呼ばれるもので、この番組内では走る電車に例えてわかりやすく説明されていましたね。
天体の「逆行」はあくまで見かけのものなので、実際に天体が後ろに戻っているわけではありません。

占星学的には、出生図に逆行している天体があると、その天体の表す事柄に対して苦手意識を持ってしまい、使いこなすのに時間がかかることが多いです。
一番わかりやすいのが「水星」で、水星逆行の人は特に若いころ人とコミュニケーションをとるのが苦手だったりとか、文章を書くのが苦手、話すのが苦手、という人もいます。
だからといって、じゃあ水星逆行がみんな話すのが苦手かというと、話のプロであるアナウンサーでも水星逆行を持っている人がいたりするので、ちゃんと苦手意識を克服して訓練をすると、人並み以上になる可能性があるともいえます。
逆に苦手だからこそ人より時間をかけて訓練することでプロ並みになるということなのかもしれませんね。
人って苦労せずにできることって訓練しませんからね(^^;)

やはり、嫌だな~って思って避け続けていると、なんでもそうですが上達はしませんよね。
かくいう私も火星が逆行です。
なので人と争ったりするのが特に若いころは苦手でした。今もそこまで得意ではないですが、しかしながらン十年も生きていると「NO!といえる私」というのができないと生き残れませんので。
ガンバって鍛えております。むしろ、鍛えすぎかもしれませんが(笑)

火星はずばりサバイバル力といってもいいので、これが弱いと、言葉は悪いですが、人に利用されるだけされて終わってしまいます。
人間、時には人を押しのけてでもやらねばならない時がありますが、それが火星の力。
発達年齢域)いうと36歳から45歳ぐらいですが、やっぱりこのぐらいの年齢って、会社だとまさに「このまま上に上がれるか、ヒラで終わるか」の分かれ目に入ってくるんですよね。
本当によくできているなあと思います。

※発達年齢域:各天体が受け持つ分野があるが、それぞれの天体の受け持つ分野が発達しやすい年齢域があるとする考え方のこと。

【発達年齢域】
月 (0〜7歳) :自分の心・安心する場所(土台)・感情
水星 (7〜15歳): 知性やコミュニケーション能力
金星 (15〜24歳) :自分の価値観・趣味嗜好
太陽 (24〜34歳) :自己実現・人生の目的
火星( 34〜45歳) :人生の目標を勝ち取っていく力・チャレンジ力
木星 (45〜57歳) :人に対する寛容さ・受容
土星 (57〜70歳) :規律・組織づくり・まとめる力
天王星( 70〜84歳) :枠を超える・小さな改革・独立
海王星( 85歳〜死ぬまで): インスピレーション・見えない世界とつながる
冥王星( 死後):大きな改革・限界を超える

※冥王星は「死後」となってますが、私自身は、イメージ的には自分がなくなったあと残していく思いとか、
 影響力のようなものなのかなあととらえています。
 例えば生前全く売れなかった画家が亡くなったあと再評価されたりしますよね。
 こういうのも冥王星の担当なのかしらと思っています。





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