ベルばらは永遠に

こんにちは。今回の3連休もあいにくの天気ですね。都内のほうも朝から雨が降ったり、たまに雷の音みたいなのが聞こえておりますが、なんとか大丈夫そうです。

さて、昨日「ベルサイユのばら展」に行ってまいりました。今年はベルばらが誕生して50周年記念だそうで。
私もリアルタイムでは読んではいませんでしたが、仲の良いお姉さんがベルばらのコミックスを持っていてむさぼるように読んだ覚えがあります。
連載当時は「少女マンガで歴史ものはあたらない」ということで編集の方も難色を示されたそうですが、それを池田先生が押し切って連載を開始されたという話も聞いたことがあります。ここでハイ、やっぱりやめます、となっていたらこの名作は生まれなかったと思うと、本当に連載が決まってよかった!と思います。
それにしても、今改めてみると、連載当時のキャラの年齢設定が高校生ぐらいということに驚きです。

なお「ベルサイユのばら」は史実をもとしたフィクションなので、例えば、ルイ15世の愛妾デュ・バリー夫人はあんなにきつい性格ではなくて宮廷の貴族たちからは好かれていたという話もあります(これはマリー・アントワネットのライバルキャラとして出されているので仕方ないかな・・・)しかも彼女の晩年の話を知ってしまうとちょっと…ね。

デユ・バリー夫人の肖像画

ちなみにご興味のある方はぜひ「傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン」も読んでみるとよい思います。こちらはマリー・アントワネットのお抱えのモード商、ローズ・ベルタンのお話ですが、彼女からみたマリー・アントワネットやデユ・バリー夫人も出てきていてこちらもまた違った視点で楽しめます。

マリー・アントワネット

さて、漫画の話ばかりしてもアレなので、ちょっと占星術的視点の話も書いておこうと思います。マリー・アントワネットのホロスコープを見てみました。生年月日はわかるけど出生時間はどうかなと思いましたが、さすが有名人。先人たちが調べてくださっていたんでしょう。1755年11月2日  19:23 というデータを発見しましたので、こちらで作成してみます。
出来上がったのはこんな感じ。

アセンダント(AC)はかに座なんですね。太陽・金星がさそり座、月がてんびん座、火星がかに座。
水のサインが多いのでかなりウエットなタイプだったのではないでしょうか。ACのかに座を見ると、一国のお姫様にしては親しみやすくかわいらしい印象を与える人だったのでしょう。実際彼女の育ったウィーンの宮殿はお母様のマリア・テレジアと旦那様が当時珍しい恋愛結婚で仲が大変よく、兄弟も多い中(彼女は第15子!娘としては11番目!)で育ちました。
王家としてはかなり庶民派で、自由に伸び伸びと育った彼女はフランス宮廷のしきたりに我慢できず、いろいろなしきたりや儀式を中止したりしたそうです。(それがかえって今まで大切にしてきた特権を奪う形になり、貴族の反感を買ってしまったとか)
一方で、「アントワネットは自身の手で子供たちを養育することを望み、熱心に教育した。また、子供たちのそばにいるために、ヴェルサイユ宮殿内のアパルトマンの整備を行った[21]プチ・トリアノン宮殿を与えられてからは、王妃の村里と、そこに家畜用の庭ないし農場を増設し、子供を育てながら家畜を眺める生活を送っていたという。(Wikipediaより)」
ということでこの辺り、やはり情が深い水のサインらしさや、ACのかに座も表れているように思います。
彼女の育った環境はまさにACかに座のような家庭だったので、これを目指していたのかもしれませんね。
また、てんびん座に木星と金星があるので、人から見られる自分、というのはいつも意識していたんでしょう。実際美的センスもあったと思います。
肖像画をみると私的には「すごい美人!」て感じはしないんですが(失礼)フランスに嫁いできたころは比較的好意的に受け入れられ、カワイイ!とフランス国民にも人気だったらしいです。
それに、彼女が嫁いだころのフランスは実は国の財政はすでに厳しかったので、彼女の贅沢がなくても結果的には同じだったんですよね。それに贅沢といいますが、国の王妃であるからにはある程度の格好はしないといけませんし。
あと、太陽・金星と天王星・火星で水のグランドトラインができています。グランドトラインは幸運の証ともいわれますが、一方でその世界に浸りきってしまう危険性もあります。彼女はプチ・トリアノン宮ではお気に入りの少人数の貴族と過ごすことも多かったとか。まさに「彼女の理想の世界」に浸ってしまったんでしょうね。
もしも、ではありますが。彼女が大国の王女ではなくて、せいぜい一般貴族ぐらいのお嬢さんだったら、これでもよかったかもしれません。ただ、彼女はそうではなかった。
チャートを見る限りでは、美しいものや贅沢なものが好きで、楽しいことも大好き、仲の良いお友達にはついつい肩入れをしちゃうお嬢さん、という感じです。
フランス革命当時、民衆からはかなり嫌われてしまったようですが、彼女は平和な時代だったらそんな嫌われるようなキャラではないと思います。時代と立場が彼女を悲劇的な結末に導いてしまったのかなと思いました。

オマケ。ハンス・アクセル・フォン・フエルセンの肖像画です。

ハンス・アクセル・フォン・フェルセン

向こうの「美男」ってこんな感じなんだな…、お、おおう…ってなりました。(私はね)

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